こんにちは、みなさま!
今日は投稿時間が少し遅くなってしまいました。
というのも、今日のお昼は、とある専門学校で言語学の授業をしてきたのです。それで出勤時間が遅かったんですよ。
その専門学校で、今日は「語用論」という分野の話をしてきました。
言語の「意味」について研究する分野は大きく2つあります。
1つは「意味論」これは、単語などがそれ自体でどういう意味を持っているかを研究するものです。まぁ、「意味」ってなんでしょうね。「リンゴ」とか「学校」ならばまだ説明もしやすいですが、「平和」「野暮」「わび」なんていうのはどうやったら定義できるのか。。。
もう1つが「語用論」です。これは発話が「文脈の中で」どういう意味を成すかを研究する分野です。
たとえば、会社の同僚から「今晩飲みに行かない?」と誘われたとしましょう。そこでこういう答えはどうでしょう。
「いやぁ、実は妻が妊娠中でして。」
よくよく考えてみてください。「飲みに行こう」と誘われている状況の返答として、奥さんが妊娠しているということは、全くもって無関係です。なんの関係もありません。しかし、会話は成り立ちます。なぜでしょう。
言葉というのは、それ自体の意味だけでなく、発される状況や文脈などに大いに影響を受けるものなのです。
そういえば、コンビニのトイレに「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」という張り紙があるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。これは「お前、ぜってー汚すんじゃねぇぞ!!」という事をやんわりと言っているのですよね。
写真の張り紙は、名前は出しませんが、某最大手のコンビニチェーン(セブンイレブン)の窓にあったものです。
日本語は割とストレートですが、注目すべきはその英訳です。
訳すまでもないですよね。単にお願いするよりも、こうやって訳した方が、なんだか角が立たず、いいですね。少し、ホッコリした気持ちになります。
言葉というのは、本当に面白い。
さて、今日も英語やりますよ。
正誤問題です。
問:以下の文の誤りを正せ
Harry chose a seat at the back of the room, hoping desperately that the other boys would't see himself before the lights went out.
さて、どうでしょうか。早稲田の法学部の問題です。
難しいねぇ。
僕も、気づくのに5秒くらいかかっちゃいました。
恥ずかしい・・・。
ふむふむ。
どうじゃろ。
いきまっせ。
主節、ハリーは部屋の後ろの方の席を選んだ。問題はなさそうです。
分詞句はどうでしょう。
hoping desperately thatですので、いいですね。
ではthat以下。
the other boys wouldn't see himself
このwouldの用法はどうでしょうか。主節がchoseと過去形になっています。つまりこの文は過去の話をしているのですね。その過去の視点に立って、彼を見つけないように、と未来のことを言っているのですから、このwouldは単なるwillの過去形です。wouldを見たら、いろいろな可能性を考えなければなりませんよ。この場合は大丈夫そうですね。
himselfの再帰代名詞はどうでしょうか。
再帰代名詞の用法は色々とありますが、副詞的ではない、「代名詞」としての用法は次の通りです。
主語と目的語が同一の場合、目的語を再帰代名詞にする
大丈夫ですか?
では、この文で確認しましょう。
that節の主語はthe other boysです。動詞はwouldn't seeで、目的語がhimself。
あれ?
主語と目的語は違いますね。主語が複数なのに、それと同一であるはずの再帰代名詞が単数形です。こりゃおかしい。
この場合、「ほかの子たちがハリーのことを見ないように」ということですから、ここは
himself⇒him
にすべきです。
いやはや、再帰代名詞とは、なかなか痛いところをついてきますね。なかなかそこまで手が回らない人も多いかと思いますが、たくさん問題を解いて、着実に知識を自分のものにしていってください。
では、また明日!
今日は投稿時間が少し遅くなってしまいました。
というのも、今日のお昼は、とある専門学校で言語学の授業をしてきたのです。それで出勤時間が遅かったんですよ。
その専門学校で、今日は「語用論」という分野の話をしてきました。
言語の「意味」について研究する分野は大きく2つあります。
1つは「意味論」これは、単語などがそれ自体でどういう意味を持っているかを研究するものです。まぁ、「意味」ってなんでしょうね。「リンゴ」とか「学校」ならばまだ説明もしやすいですが、「平和」「野暮」「わび」なんていうのはどうやったら定義できるのか。。。
もう1つが「語用論」です。これは発話が「文脈の中で」どういう意味を成すかを研究する分野です。
たとえば、会社の同僚から「今晩飲みに行かない?」と誘われたとしましょう。そこでこういう答えはどうでしょう。
「いやぁ、実は妻が妊娠中でして。」
よくよく考えてみてください。「飲みに行こう」と誘われている状況の返答として、奥さんが妊娠しているということは、全くもって無関係です。なんの関係もありません。しかし、会話は成り立ちます。なぜでしょう。
言葉というのは、それ自体の意味だけでなく、発される状況や文脈などに大いに影響を受けるものなのです。
そういえば、コンビニのトイレに「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」という張り紙があるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。これは「お前、ぜってー汚すんじゃねぇぞ!!」という事をやんわりと言っているのですよね。
写真の張り紙は、名前は出しませんが、某最大手のコンビニチェーン(セブンイレブン)の窓にあったものです。
日本語は割とストレートですが、注目すべきはその英訳です。
訳すまでもないですよね。単にお願いするよりも、こうやって訳した方が、なんだか角が立たず、いいですね。少し、ホッコリした気持ちになります。
言葉というのは、本当に面白い。
さて、今日も英語やりますよ。
正誤問題です。
問:以下の文の誤りを正せ
Harry chose a seat at the back of the room, hoping desperately that the other boys would't see himself before the lights went out.
さて、どうでしょうか。早稲田の法学部の問題です。
難しいねぇ。
僕も、気づくのに5秒くらいかかっちゃいました。
恥ずかしい・・・。
ふむふむ。
どうじゃろ。
いきまっせ。
主節、ハリーは部屋の後ろの方の席を選んだ。問題はなさそうです。
分詞句はどうでしょう。
hoping desperately thatですので、いいですね。
ではthat以下。
the other boys wouldn't see himself
このwouldの用法はどうでしょうか。主節がchoseと過去形になっています。つまりこの文は過去の話をしているのですね。その過去の視点に立って、彼を見つけないように、と未来のことを言っているのですから、このwouldは単なるwillの過去形です。wouldを見たら、いろいろな可能性を考えなければなりませんよ。この場合は大丈夫そうですね。
himselfの再帰代名詞はどうでしょうか。
再帰代名詞の用法は色々とありますが、副詞的ではない、「代名詞」としての用法は次の通りです。
主語と目的語が同一の場合、目的語を再帰代名詞にする
大丈夫ですか?
では、この文で確認しましょう。
that節の主語はthe other boysです。動詞はwouldn't seeで、目的語がhimself。
あれ?
主語と目的語は違いますね。主語が複数なのに、それと同一であるはずの再帰代名詞が単数形です。こりゃおかしい。
この場合、「ほかの子たちがハリーのことを見ないように」ということですから、ここは
himself⇒him
にすべきです。
いやはや、再帰代名詞とは、なかなか痛いところをついてきますね。なかなかそこまで手が回らない人も多いかと思いますが、たくさん問題を解いて、着実に知識を自分のものにしていってください。
では、また明日!

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